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REPORT / 2026.08 恵比寿

恵比寿のパーソナルジムを
AIに30回聞いたら…驚き?!

ChatGPT・Claude・Geminiに5つの質問を投げ、2ラウンド・計30回の回答に登場した店舗を記録しました。前回の税理士調査では最多でも27%でしたが、この業態はまるで違う結果になりました。

最も多く名前が挙がった店舗の、登場回数

23/ 30回

3回に2回以上、どのAIに聞いても同じ店の名前が出てきます。

質問数
5問
AI
ChatGPT / Claude / Gemini
計測回数
5問 × 3AI × 2回
= 30回
計測条件
3AIともWeb検索を有効化
所見 01

この業態には、すでに勝者がいました

税理士の調査では、最上位でも15回中4回。「このエリアならここ」という定位置が、まだ誰にも作られていませんでした。

ジムは違いました。1店が30回中23回、率にして77%を占めています。

登場回数(全30回中) 30回=満点 BEYOND 23回 eviGym 16回 24/7ワークアウト 15回 UNDEUX SUPERBODY 10回 OUTLINE 9回 Apple GYM 9回
上位を占めたのは、いずれも複数店舗を展開するブランドでした。比較サイトやまとめ記事に載る回数が多く、AIはその「語られている量」を拾っています。

ただし、埋まっているのは3番手までです。4位以下は平均掲載順位が4〜6位で団子状態なので、そこから上がる余地は十分に残っています。

同じ「ローカルの店をAIに探させる」でも、業態によって難易度がまるで違います。士業はまだ椅子が空いている。ジムはもう埋まっている。
所見 02

AIは、同じ店を6つの名前で呼んでいました。

集計で最初につまずいたのが、これでした。登場した店名は延べ201件、表記のパターンは117通り。ところが中身を見ると、同じ店が何通りもの名前で数えられていました。

AIの回答に登場した表記 BEYOND BEYOND 恵比寿店 BEYOND恵比寿店 BEYOND(ビヨンド) BEYOND(ビヨンド)恵比寿店 BEYOND 渋谷宮益坂店 名寄せ BEYOND = 1ブランド 全体では  117通りの表記  →  58店
eviGymは3通り、24/7ワークアウトは4通りの表記で登場しました。カタカナと英字が混在し、支店名の付き方も揃いません。

名寄せをしないと、実際より多くの競合に囲まれているように見えます。逆に自店も、表記がバラけていれば「たまにしか出ていない」ように見えてしまう。

AI検索での見え方を自分で確認するなら、同じ店の別名を必ず束ねてから数える。ここが最初の作業です。
所見 03

1日置いて同じ質問をすると、半分が入れ替わります

2ラウンド目は、1ラウンド目の翌日に実行しました。質問も設定も同じです。それでも、返ってくる店名は大きく変わりました。

2ラウンド間で、同じ店が挙がった割合(一致率) Claude 76% ChatGPT 45% Gemini 43%
ChatGPTとGeminiは、半分以上が入れ替わっています。もっとも極端だったのは「女性に人気の完全個室ジムは?」への回答で、1回目に挙がった5店のうち2回目にも残ったのは1店だけでした(一致率11%)。

ある1店にいたっては、Geminiで同じ質問に対し1位と13位を行き来していました。順位を1回だけ確認して安心も落胆もできない、ということです。

「今日は出た」も「今日は出なかった」も、翌日には変わります。意味があるのは、複数回・複数日で見たときの平均と傾向だけです。
所見 04

リンクを返してくれるのは、ChatGPTだけでした。

AIが店名を挙げるとき、リンクを一緒に出すかどうか。ここに大きな差がありました。

店舗の引用に、リンクが付いていた割合 ChatGPT 70% Gemini 17% Claude 9%
ChatGPTが出したリンクのうち、約4分の1はGoogleマップの検索結果ページでした。残りは各ジムの公式サイトです。

これは対策の中身を分けます。ChatGPTに載れば、リンク経由で人が来ます。そのためにはGoogleマップの情報が整っていることと、公式サイトがあることの両方が効きます。

一方、ClaudeとGeminiでは名前を挙げられてもリンクがありません。ユーザーは店名を覚えて、あらためて自分で検索します。ここで効くのは店名の指名検索でちゃんと自店が出るかです。店名が一般名詞に近いと、この段階で取りこぼします。

所見 05

ジムでAIが引用したのは、数字ではなく「条件」でした。

税理士の調査では、AIが引用していたのは実績の数字でした。「支援400社」「相続税申告 年間3,500件」。数字を書いている事務所ほど、回答に登場していました。

ジムは、まったく違いました。

AIが店を紹介する文章に、その語が出てきた回数 完全個室 47 女性専用 33 駅から徒歩◯分 30 手ぶらOK 22 初心者向け 22 医師監修 8 実績 3
「実績」はたった3回。代わりに並ぶのは、設備と立地の条件でした。

考えてみれば当然で、ジムを探す人が知りたいのは「何人痩せさせたか」ではなく「自分が通えるか」です。AIは、質問の裏にある判断基準に合わせて、拾う情報を変えています。

◎ AIが引用できる書き方

  • 完全個室
  • 女性専用
  • 恵比寿駅西口から徒歩3分
  • 手ぶらでOK(ウェア・シューズ無料)
  • シャワー・アメニティ完備

△ 引用できない書き方

  • 快適なトレーニング空間
  • 充実した設備
  • 駅チカで通いやすい
  • 手軽に始められます
  • 安心のサポート体制
業態が変われば、Webに書くべきことも変わります。税理士のつもりで実績数字を並べても、ジムでは引用されません。
所見 06

3つのAI全部に出た店は、58店中4店だけでした。

名寄せ後の58店のうち、ChatGPT・Claude・Geminiのすべてに登場したのは、BEYOND、eviGym、Apple GYM、ビーコンセプトの4店だけです。残る54店は、どこかのAIには出て、どこかのAIには出ていません。

1回の回答で名前が挙がる店舗数(平均) Gemini 11.3店 ChatGPT 4.4店 Claude 4.4店 3つのAIすべてに登場した店舗 4店 (名寄せ後 58店中)
Geminiは掲載の枠が2.5倍あります。載りやすい一方で、揺れが大きくリンクも少ない。「載りやすいが、価値になりにくい」という性質です。
まとめ

ジムを経営しているなら、何をするか

  1. 店名の表記を1つに統一する公式サイト、Googleビジネスプロフィール、予約サイト、SNSで表記がバラけていると、AIの中で自店が分裂します。まず表記を決めて揃える。
  2. 条件を、曖昧さなく書く完全個室/女性専用/駅徒歩◯分/手ぶらOK/シャワーの有無。これらが実際に引用されています。「快適」「充実」は引用できません。
  3. Googleマップを整えるChatGPTが出したリンクの約4分の1はGoogleマップでした。写真、営業時間、説明文、口コミ。ここがChatGPT対策の入口です。
  4. 質問を、条件別に分けて考える「おすすめのジム」だけでなく「女性専用」「初心者」「手ぶら」「コスパ」。今回の5問でも、質問によって登場する店がまるで違いました。
  5. 3つのAIを別々に見る共通して出るのは58店中4店です。ひとつ調べて分かった気にならない。
  6. 1回の結果を信じない一致率は43〜76%。最低でも複数回、できれば継続して測る。
AGEO-SCOPE とは

ChatGPT・Claude・Geminiでの見え方を、毎週計測するツールです。

御社の業種と商圏に合わせた質問を設定し、3つのAIに毎週投げます。どのAIで、何番目に、どう紹介されているか。近隣の競合と並べて記録し、次に何をすべきかまで提案します。

1. 毎週、3つのAIで計測

店舗に合わせた質問を設定し、ChatGPT・Claude・Geminiに毎週投げます。Web検索を有効にした、お客さんと同じ条件で。

2. 表記ゆれを名寄せして集計

1エリアで30回分を集計するだけで、200件超の店名を突き合わせることになります。この作業を自動で行います。

3. 次の一手を、根拠つきで

「サイトに完全個室である旨を明記する」など、次に取るべき行動を提案します。一般論ではなく、自店の計測データを根拠として添えます。

4. 直ったかどうかを追跡

施策を実行したあと、AIの回答が実際に変わったのか。前後の数字が並んで初めて見える部分です。

計測は毎週、自動で実行されます。
質問の設定もこちらで行うので、店舗側の作業はありません。

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店舗側の作業はほぼありません。

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