REPORT / 2026.07 渋谷区

渋谷区の税理士事務所を、
3つのAIに聞いてみたら——
挙がる事務所が、まるで違いました。

ChatGPT・Claude・Geminiに「渋谷でおすすめの税理士事務所は?」と尋ね、実際に名前が挙がった事務所を計測しました。その結果は、想像以上にバラバラでした。ある事務所はGeminiで1位、しかしChatGPTには一度も登場しない——そんな事態が、現実に起きています。

調査対象 3つのAI(ChatGPT / Claude / Gemini) 質問 おすすめ税理士・スタートアップ・創業支援 ほか 計測日 2026年7月

なぜ今、AIでの見え方が問題になるのか

顧問先を探す人が、AIに相談し始めています。

「税理士をどう探すか」が、この1〜2年で急速に変わりました。紹介と検索に加えて、AIに直接尋ねる人が確実に増えています。

33.6%
約3人に1人が生成AIを利用
推定4,140万人。認知率は85.3%。
3.5
AI検索の利用が8ヶ月で急増
情報収集での利用が10%未満→約30%へ。
54.7%
利用経験率は過半数に
半数以上が生成AIを使った経験を持つ。

出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査2025」(2025年9月調査)/博報堂DY ONE(情報収集におけるAI検索利用の推移)/ICT総研(2026年2月調査)。数値は各調査時点のものです。

計測結果

3つのAIが挙げた、渋谷の税理士事務所。

同じ「渋谷でおすすめの税理士」という質問に対して、AIごとに挙がる事務所がこれだけ違いました。

CChatGPT
1税理士法人植村会計事務所40%
2ベンチャーサポート税理士法人40%
3小野税務会計事務所40%
4明治通り税理士法人20%
5センチュリーパートナーズ20%
6freee会計ソフト20%
7マネーフォワード会計ソフト20%
8安居謙太郎税理士事務所20%
9藤原実税理士事務所20%
10税理士法人Syncs20%
CClaude
1明治通り税理士法人20%
2ベンチャーサポート税理士法人20%
3センチュリーパートナーズ20%
4蔵田経営会計事務所20%
5リライル会計事務所20%
6税理士法人フォーエイト20%
※Claudeは計測の都合により一部の質問のみの集計です。参考値としてご覧ください。
GGemini
1明治通り税理士法人60%
2税理士法人植村会計事務所60%
3freee会計ソフト60%
4マネーフォワード会計ソフト60%
5ベンチャーサポート税理士法人40%
6センチュリーパートナーズ40%
7蔵田経営会計事務所40%
8リライル会計事務所40%
9クラウドパートナーズ 渋谷支店40%
10税理士法人TOTAL 渋谷事務所40%

この結果が示すこと

同じ事務所が、あるAIでは1位。別のAIでは圏外。

ランキングを並べると、はっきりわかることがあります。AIによって、評価される事務所がまるで違うのです。実際の例を挙げます。

小野税務会計事務所 ChatGPT 3位(40%) / Gemini 圏外
ChatGPTでは上位。しかしGeminiでは名前が挙がりませんでした。
クラウドパートナーズ 渋谷支店 Gemini 9位(40%) / ChatGPT 圏外
Geminiでは選ばれるのに、ChatGPTには届いていません。
税理士法人TOTAL 渋谷事務所 Gemini 10位(40%) / ChatGPT 圏外
特定のAIにしか認識されていない状態です。
明治通り税理士法人 Gemini 1位(60%) / ChatGPT 4位(20%)
3つのAI全てに登場する、数少ない事務所です。

つまり——ご自身でChatGPTを1回調べて「出てきた」としても、Geminiでは出ていないかもしれません。その逆もあります。相談者がどのAIを使うかは選べない以上、1つのAIだけを見ていては、実態を把握できないのです。

では、あなたの事務所は
どのAIに、出ているでしょうか。

3つのAIそれぞれでの「見え方」は、実際に計測しないと分かりません。

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見逃せない事実

AIは、税理士の代わりに
「会計ソフト」も勧めています。

Geminiでは、freee・マネーフォワードが上位3〜4位

「渋谷でおすすめの税理士は?」という質問に対して、AIは税理士事務所と並べて会計ソフトを提案しています。ChatGPTでも6〜7位に登場しました。

Gemini freee 60%/マネーフォワード 60% ChatGPT freee 20%/マネーフォワード 20%

これは、顧問先候補が「税理士に依頼する」以外の選択肢を、AIから提示されていることを意味します。事務所名が挙がらなければ、比較の土俵にすら乗れません。

では、何が明暗を分けるのか

AIは、Webに書かれた「具体性」を読んでいます。

上位に挙がった事務所の紹介文を見ると、共通点があります。AIは、事務所が自ら発信した具体的な実績・料金・専門分野を引用していました。

1
実績を「数字」で書いているか
「設立実績39,000社」「開業15年で1,000社」「支援400社」——AIは具体的な数字を好んで引用します。
2
料金が明記されているか
「月額1万円から」「顧問料22,000円から」など、金額が書かれた事務所が繰り返し挙がっていました。
3
得意分野が明確か
「相続専門」「スタートアップ特化」「freee専門」など、専門性を打ち出す事務所がAIに選ばれています。
4
第三者からの評価があるか
受賞歴、口コミ件数、認定支援機関などの外部評価も、AIが参照する材料になっていました。

逆に言えば——実力があっても、Webに具体的な情報がなければ、AIは紹介する材料を持てません。これは事務所の質の問題ではなく、伝え方の問題です。

計測して終わり、ではありません

「次に何をすべきか」まで、
毎週おとどけします。

順位が分かっても、打ち手が分からなければ動けません。AGEO-SCOPEは計測データをもとに、その事務所が次に取るべき行動を、根拠つきで提案します。実際の画面イメージがこちらです。

改善提案 2026-07-23 更新
現在エリア内8位、言及率20%です。ChatGPTでは上位に入っていますが、Geminiでは登場していません。料金の明記と専門分野の打ち出しに改善余地があります。
優先度 高
顧問料の目安をサイトに明記する
上位事務所は「月額22,000円から」など具体的な金額を掲載しています。料金の記載がないと、AIが比較対象として紹介しづらくなります。
根拠:「顧問料が安い税理士」の質問で言及率0%
優先度 高
支援実績を件数で表記する
「創業支援◯◯社」のように数字で示している事務所が、AI回答で繰り返し引用されています。実績ページの数値化が有効です。
根拠:競合3社が実績件数つきで紹介されている
優先度 中
得意分野の専門ページを作る
「スタートアップ支援」「相続専門」など、テーマ別のページを持つ事務所がAIに認識されやすい傾向がありました。
根拠:「スタートアップに強い税理士」で圏外

提案には必ず「根拠となった計測データ」が付きます。一般論ではなく、御事務所の実際の数値にもとづいた提案なので、納得して取り組めます。

もうひとつの注意点

AIの回答は、毎週変わります。

今回の計測でも、同じ質問に対する回答は毎回少しずつ変動しました。今週挙がった事務所が、来週は消えていることもあります。

1回調べて安心することも、落胆することもできません。本当に知るべきは「安定して選ばれているか」「順位が上がってきたか」という傾向であり、それは継続して観測しない限り見えてこないものです。

あなたの事務所は、3つのAIに
どう紹介されているでしょうか。

事務所に合わせた質問を設定し、ChatGPT・Claude・Geminiで毎週計測。

「どのAIで・何位で・どう紹介されているか」をダッシュボードでお届けします。

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