REPORT / 2026.09 美容クリニック

美容クリニック110件を計測。
「悩み」で聞くと大手は11%、
「施術名」で聞くと68%。

ChatGPT・Claude・Geminiに、都内の美容クリニックについて5つの質問を投げ、のべ110件の院名を記録しました。同じ業界でも、聞かれ方によって挙がる院がまったく違います。

質問ごとの「大手グループが占めた割合」11% 〜 68%。6倍以上の開きがありました
悩み無理な勧誘がない、相談しやすいクリニックは?
11%
19件中2件
悩みシミ・肝斑の治療に強い美容皮膚科は?
27%
22件中6件
都内でおすすめの美容クリニックを教えて
大手 33%
24件中8件
施術名二重整形が上手い医師がいるクリニックは?
大手 50%
26件中13件
施術名メンズ向けの美容クリニックはどこがおすすめ?
大手 68%
19件中13件
11% → 68%患者の不安や悩みから聞かれると個人院が並び、施術名やカテゴリで聞かれると大手が並びました。同じ業界でも、質問によって土俵の形がまったく違います。
調査対象
ChatGPT / Claude / Gemini
質問
5問 × 3AI = 15回
登場した院
のべ110件
条件
3AIともWeb検索を有効化
所見 01

分かれ目は、「何で聞かれたか」でした。

5つの質問を、聞かれ方で2つに分けると、はっきりした差が出ました。

患者の不安・悩みから聞かれた場合
大手グループの割合
11〜27%
「無理な勧誘がない、相談しやすい」
「シミ・肝斑の治療に強い」
挙がったのは個人院・小規模クリニックが中心。とくに「勧誘」の質問では、19件中17件が大手以外でした。
施術名・カテゴリで聞かれた場合
大手グループの割合
50〜68%
「二重整形が上手い医師がいる」
「メンズ向けのクリニック」
上位に並んだのは、テレビCMや駅広告でおなじみの名前。認知度がそのまま順位に反映されています。

施術名は「指名検索」に近い状態です

「二重整形」「メンズ脱毛」のように施術名で聞かれると、その分野で広告を大量に出している大手が想起されやすくなります。 AIも同じで、よく見かける名前を先に挙げる傾向があります。
一方、「勧誘がない」「相談しやすい」といった患者側の不安は、大手が打ち出しにくい領域です。ここに個人院が入り込む余地がありました。

所見 02

「無理な勧誘がない」では、
19件中17件が大手以外でした。

今回の計測で、最も大手の割合が低かった質問です。

Q.「都内で無理な勧誘がない、相談しやすい美容クリニックは?」

3つのAIが挙げた19件のうち、大手グループはわずか2件。 残りはすべて、1〜数院で運営されているクリニックでした。
院名の多くは、医師名や地域名を冠したものです。

この質問に答えるとき、AIは各院のサイトに書かれた説明文を参照していました。 「カウンセリングは医師が担当」「必要のない施術は勧めない」といった方針の記述が、そのまま引用されています。

大手は分業制で運営されているため、こうした記述を打ち出しにくい構造にあります。 規模の小ささが、この質問では有利に働いていました。

所見 03

メンズは「新しい市場」ですが、
最も大手が占めていました

今回の計測で最も意外だった結果です。

質問大手の割合挙がった件数
メンズ向けのクリニック68%19件中13件
二重整形が上手い医師50%26件中13件
都内でおすすめ(全般)33%24件中8件
シミ・肝斑の治療27%22件中6件
無理な勧誘がない11%19件中2件

メンズ専門の大手ブランドが、すでに定着していました

挙がったのは、メンズ脱毛・メンズ美容を専門とする全国展開ブランドが中心。 女性向けの大手グループも、メンズ部門としてそのまま登場しています。
「新しい市場だから入り込みやすい」とは限りませんでした。むしろ、この領域では認知度の差がはっきり出ています。

なお「都内でおすすめの美容クリニック」という最も広い質問でも、大手は33%にとどまりました。 美容医療は競合が多く、AIも1つの答えに絞りきれていない状態にあります。

所見 04

3つのAIで、
挙がる院がほとんど重なりません

「都内でおすすめの美容クリニックを教えて」への回答です。

 挙がった院数他の2つのAIと重なった院
ChatGPT8件0件
Claude4件0件
Gemini12件0件

同じ質問なのに、3つのAIすべてに登場した院は1つもありませんでした。 Claudeは4件しか挙げず、Geminiは12件を挙げるなど、回答の粒度も大きく異なります。

患者がどのAIを開くかは、こちらでは選べません。 1つのAIで確認して「うちは出ている」と判断しても、他の2つでは一度も挙がっていない可能性があります。

AGEO-SCOPE とは

AI検索での立ち位置を分析し、
次の一手までお伝えします。

今回のように、質問の書き方ひとつで結果は大きく変わります。どの聞かれ方で挙がっていて、どこが空いているのか。毎週の数字で確かめられます。

1. 毎週、3つのAIで自動計測院に合わせた質問を設定し、Web検索を有効にした、患者と同じ条件で計測します。操作は必要ありません。
2. AI検索数(推定)を表示質問ごとの月間検索数を推計し、言及率と掛け合わせて「およそ何回表示されているか」を算出します。
3. 競合分析気になる3院を指定して比較。ご指定がない場合は、よく登場する上位3院を自動で表示します。
4. 根拠つきの改善提案上位院の紹介文と、サイトの実際のページ構成を突き合わせます。「上位◯院中◯院が〜」という形で、優先度つきに。
今回のレポートは、5つの質問を1回ずつ投げた結果です。
1回では、実力なのか偶然なのかが分かりません。
どの質問で挙がっているのか。何を書けば載るのか。毎週の数字で確かめられます。

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